【終了】企画展「世界の茶器と喫茶文化~日中韓をはじめとして中東・イギリスまで~」

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お茶は中国南西部が原産地とみられ、やがて長江に沿って江南地方に拡がり、7、8世紀ごろ中国北部へも飲茶の習慣が伝わりました。当時、中国は唐文明の最盛期で、その文明の力により、茶の文化は、その周辺の朝鮮半島や日本などへ伝わりました。やがて15、16世紀には日本で茶の湯文化が誕生し、大航海時代が訪れると、ヨーロッパの船員や宣教師の書物により、東洋の喫茶習慣や日本の茶の湯文化が紹介されました。17世紀初頭にはオランダ船により日本のお茶が商品として初めてヨーロッパへ運ばれました。
 中国から世界中へ拡がったお茶は、陸路と海路で各地へ伝わり、気候風土や文化によって変化し、各地域の独自の喫茶習慣へと発展していきました。
 本展では「東アジア文化都市※」関連企画として、日中韓をはじめ、アジアから中東、アフリカ、イギリスまでの喫茶文化を茶器と写真とともに紹介します。

※日中韓で毎年原則1都市を選定し、文化交流、文化芸術イベント等を実施する国家イベント


場所 博物館2階企画展示室
料金 常設展入館者は無料(別途、博物館観覧券が必要です)
協力 長田幸子氏、大谷宗玄氏、松下智氏、中村羊一郎氏、王亜雷氏、河野眞氏、杉本りつ子氏
関連ファイル 企画展チラシ