【終了】企画展「携帯茶器等の変遷~旅や野外で楽しむお茶~」

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日本では古くから上流階級の人々の間で、茶道具を収納箱に入れて狩りや旅先へ携帯しお茶が飲まれていました。収納箱には様々な大きさがあり、茶箱や茶弁当、旅箪笥(たびだんす)などと呼ばれ、茶道具を移動しやすいようコンパクトにまとめられていました。明治期から昭和期には、鉄道でお弁当のお供に携帯できるお茶として、汽車土瓶や茶瓶、ポリエチレン製の茶瓶、揉み出し茶などが販売されるようになりました。その後、時代とともに携帯しやすい紙パックや缶、ペットボトル飲料のお茶が流通しました。さらに携帯性に優れた茶器が開発、販売されるようになり、野外でも手軽にお茶を楽しめるようになりました。本展では、携帯するお茶がどのように人々の間で飲まれるようになったのか、携帯茶等の歴史や簡易飲料の発展、現代の携帯茶器の楽しみ方等を紹介します。

場所 博物館2階企画展示室
料金 常設展入館者は無料(別途、博物館観覧券が必要です)
協力 海野俊堂氏、河野眞氏、株式会社伊藤園 ほか
関連ファイル 企画展「携帯茶器等の変遷」チラシ